爪切不動尊

弘法大師は、金比羅山のふもと、老樹におおわれ滝あり、
池ある静かな、ここ不動の池が気にいられ、しばらく足を留められ壱百日の護摩を焚き、
落ちる滝に身を浄められて祈祷されました。

満願の日にただ一人、無人の山には入られて大地から生えている自然石に自らの爪をもって不動明王の御像を刻まれ
「吾、真言密教の神髄をこの不動明王に托せり、一心に称名する者はその苦難を救われん、仏性の尊厳を永遠に伝えんため、固く秘仏とする開扉することなかれ」と誓われました。
それから、爪切り不動尊と称して絶対秘仏とされている。

また大師はこの爪切り不動尊建立の後、千葉県成田市にある成田不動尊を建立されたと言われている。

(弘法大師の恩返し)
「モグラ」を封じる・・・弘法大師が巡歴時、隣村で一夜の宿を頼んだが、あまりのみすぼらしさに断られようやく御座まで来られ、貧しそうな農家に宿を頼んだ所気持ちよく泊めて貰った。
大師は、この人情の厚さに感じて、翌日の出立の時
「昨夜のお礼に何か困ったことがあればお助けしたい」と言われ、「この村は、オゴロ(もぐら)が多くて耕作に困っております」というと、大師は「では、オゴロを封じてあげよう」と言ってしばらく祈念されて立ち去った。

それ以来、今日に至るまでこの村でオゴロは、出たことがないと言う。近村でも「もぐら」に困ると不動尊の土を貰い受け畑に撒くという。
「参考:爪切り不動尊参拝のしおり」より

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